ゆとり!ついに一人!バンコクからミャンマーのヤンゴンまでの道!③ まさかのピンチ!!
前回までのあらすじ
サンシロウ、スズキ!と叫び続けて人々の心に不安の影を植え付けることにより、世界の破滅を目論む秘密結社、スズキサンシロウ一派の陰謀により、本来乗るはずであったメーソッド行きのバズに乗る事ができない事が発覚したゆとり!
果たしてゆとりの運命やいかに!!!
衝撃の事実にただただ唖然とするしかない私。
仲間とともに私のバスチケットの日付部分を指差して笑っている、運転手。
腹たつ!!!!
険しい表情をした私に気づいた運転手は、手招きして付いて来い、と私に言い、バズターミナルへと入っていった。
付いていく私。
ここで待て、と私を制して、職員室へと入り、他の職員に状況を説明している。
すると状況を聞いた背の高く爽やかな青年の職員が入れ違いに私の元へとやってきて、
「エコノミークラスになってしまうけどいいか!?」
と私に尋ねた。
エコノミー?確か私の購入したチケットは一番やすいやつのはずで、エコノミーではないのだろうか?
「え、本来乗る予定だったやつって何クラスだった?」
と尋ねると、
「ファーストクラスだ。エコノミーの方が安いから差額は返す」
と私に言う。そして彼は続けた。
「それと21時ではなくて22時発になってしまうけどいいか?」
と私に尋ねた。
おい!
どういうことだよ!鈴井三四郎!!
お前これが一番安いチケットで22時発はもう売り切れだとかなんとか言ってやがったな!!!
思いっきりあるじゃないか!一番安くて22時発のやつ!!
まあ、けど、何はともあれ、結果的にエコノミーでそれも本来希望していた22時発に乗ってメーソットに行けるわけだし、結果オーライだな。
私は彼にオフコース!
と答え、それを聞いた彼は職員室から新しいチケットと差額のバーツ85バーツを持ってきて私に渡した。
それを受け取り、22時まで適当に時間を潰し、指定されたバスターミナルへと向かう。
このバスのようだ。
外見からはファーストクラスとの違いは見受けられない。
バックパックを預け車内へと乗り込む。
今回は難なく乗ることができた。指定の席へと向かう。
多少ファーストクラスに比べるとボロいのかな?
タオルケットが汚い気がするが何も問題はない。足も難なく伸ばせる。
苦行と称される日本の夜行バスとは大違いだ。
クーラーもガンガンである。(むしろ寒い)
今、バスが国境の町メーソッドへと動き出した。
次回!その歩み!まるで牛歩のごとし!遅いよ!この気取った文体!!!
をお送りします。
来週もまた見てくださいね!じゃんけん◯ーン!!